なくなることのない仕事。だから現場で生きていくと決めた。
高校時代は野球ひとすじ。3年生のとき、練習試合にたまたま野球部のOBが来ていて、その方が足立建設工業の社員だったんです。「就職希望のやついるか?」と言われて、手を挙げたのが僕ともう一人の部員。その縁で2人とも入社しました。正直、社会に出るのはちょっと不安でした。建設業は怖そうなイメージもあって。大丈夫かな?と思いましたが、入社してすぐその不安は吹き飛びました。足立の先輩って、丁寧に仕事を教えてくれたり、気さくに話しかけてくれたり、現場でなにかあるとすぐ駆けつけてくれたり、みんなやさしいんです。一人も嫌だなと思う人はいなかった。だからこれは大丈夫そうだと。当時他にもいくつか会社を見ましたが、やはり東京都の公共工事を担う足立の安定性は魅力でした。作業員ではなく、現場のリーダー「施工管理」の仕事だったことも。大変そうではあるけれど、将来の人生を見据えたときに良さそうだなと思ったんです。
初めて水の道に立って感じた想像以上のワクワク。
配属は管路更生グループ。地面を掘らずに下水道管をリニューアルする「SPR工法」の案件を担う部署です。いちばん最初の現場は、数m×数mの巨大な下水道管。マンホールから入って降り立った瞬間、その大きさに圧倒されました。これだけ大きなものを新しくするなんて、どれほどやりがいのある仕事なんだろう。一瞬でそう感じましたね。あれ?意外と臭くないな、とも思いました。実は中で作業をする技術者さんのために換気をしているので、そこまでのニオイはないんです。とは言え下水道管なので虫がいたりするのは最初慣れませんでしたが、「まずは施工管理の仕事を早く覚えたい!」という気持ちの方が強かった。現場の工程をどう組むか、材料や道具の手配をどうするか、どう予算内に収めて利益を出すか。1年目は何も分からない中、先輩についていくのに必死でした。でも仕事を覚えたら「絶対に面白くなる」と信じていたから頑張れたのだと思います。
どんなに大きな現場も一人じゃないから挑戦できるんだ。
現場で独り立ちできるようになった4年目。工期1年、2億円もの施工案件を任せてもらえることになりました。渋谷区の住宅街一帯に張り巡らされた下水道管のリニューアル工事です。小さいものは25cmほどの太さで、製管機というロボットのようなものを使ったりもします。もちろん自分は施工管理なので、技術者さんとチームで工事を進めていきます。足立の大きな特長は、僕たちの案件だけを行う専属の協力会社さんがいること。何十年とタッグを組んできたからこそ、高い技術力で作業をスムーズに進めてくれる心強いチーム。施工管理としても安心して仕事に打ち込める環境です。自分自身、日々現場で大切にしているのは、技術者さんたちとコミュニケーションを取ること。休憩時にはみんなで水分を取りつつ、仕事の話からプライベートな雑談まで。信頼関係を作ることを大事にしています。現場は一人では絶対にできない、チームで進める仕事だから。1年後、工事は無事に完了。ほっとしたとともに、ものすごく大きな達成感を味わうことができました。
建設業界の中でも先駆けて働き方改革に取り組む会社。
社内では今、「43体制」という勤務体系を実施しています。3つの現場を4人が担当するという意味で、いつも1人余裕が出るので休みが取りやすいんです。まさに足立の強みである「チームワーク」が活かされた制度。もちろん現場の工期を守るために休めないときもありますが、休日に働いた分は手当として受け取るか、振替休日として休むかを選ぶことができるので安心です。私の入社した頃から今に至るまで、会社全体でどんどん働き方改革が進められています。当時と比べて年間休日も30日ほど増えました。有給休暇を取る人もかなり増えた実感があります。残業も少なくなって、働きやすい環境になってきているのは本当にうれしいですが、他の業界と比べるとまだまだ。これからさらに良くしていく必要があると思っています。ちなみに休みの日は、僕は友達と遊んだり飲みに行ったりすることが多いです。地元が東京なので、亀戸・錦糸町・浅草などなど、にぎやかな下町をゆっくり満喫してます。
元請の現場を担当できるようにこれからも腕を磨きつづけて
将来の目標は「現場代理人」を務められるようになること。足立建設工業が元請となり、東京都から直接発注を請ける案件を担当できればと思っています。責任も大きいですが、やりがいも大きいのが現場代理人です。そのためにまずは1級の土木施工管理技士の資格を取ることから。今は2級の資格しか持っていないので、下請けの現場にしか出られません。自分の場合、入社8年目頃から1級を受験できるようになるので、10年目までには必ず資格を取りたいです。周りの先輩たちもそのくらいの社歴で取っていると言います。一度資格を得ると、「資格手当」として毎月の給与に加算されるのも足立の良いところ。毎月ずっとプラスになるのはかなり大きいです。それから、足立建設工業は何と言っても経験と実績の豊富な会社です。東京都の下水道局の方が、難易度の高い工事の相談のために来社されることもしばしば。私もいつかそんな特別な案件をやり遂げられるようになりたいと思います。
1日の仕事の流れ
08:30
朝礼・KY活動
今日の工事についての情報を共有する朝礼、事故や災害を防ぐための危険予知活動は欠かせません。
09:00
工事開始
施工管理は現場の状況を細かく見て、工程・品質・原価・安全管理の4つの要素をマネジメントしていきます。
15:00
工事終了・撤収
途中で適宜休憩を挟みながら作業を進めていき、工事が終われば現場を撤収して会社へ戻ります。
16:00
各種事務作業
現場の書類整理や材料の注文、報告書の作成など、さまざまな事務作業を行います。
17:30