私たち足立建設工業および足立建設グループは、下水道工事・上水道工事・技術開発の3つの事業を手掛けています。都市インフラを守る一つひとつの仕事に、丁寧かつ誠実に取り組むこと。創意と工夫を凝らし、新たな技術やノウハウを常に追求していくこと。そのような姿勢を日々大切にしながら、東京で暮らす皆さまの快適な生活を守り続けています。
東京の水インフラを守るため、私たちは下水道工事に取り組んでいます。下水道事業では東京都と協力し、老朽化した下水道管をより効率的に、より強固な形で蘇らせる革新的な工事手法「SPR工法」を開発。また、下水道管の維持補修といったメンテナンス業務にも幅広く、迅速、確実に対応いたします。下水道分野のリーディングカンパニーとして、これからも多種多様なニーズに応えていきます。
東京都に暮らす皆さまのご家庭に、キレイな水を届けるために、私たちは水道事業に取り組んでいます。主に、東京都23区内の老朽化した水道施設の維持補修工事や、配水小管と呼ばれる水道管の耐震化を目的とした入替工事をしています。水道水をそのまま飲料水として飲める国は、世界でたった12か国しかありません。私たちは、確かな技術力で東京都の水インフラを支えています。
社内に技術開発部を設け、下水道工事に関する新技術の開発に取り組んでいます。当社が特許を取得している下水道管路更生工法「SPR工法」は、北海道から九州まで、全国約900社以上の企業様に施工運用を頂いており、現在も既存工法の改良や、新工法の開発を行っています。工法に限らず、下水道管路施設の臭気対策器具「防臭王シリーズ」や、伏越人孔内浚渫機「スクラッチャー」など、開発分野は多岐にわたります。
下水道管路更生工法「SPR工法」は、足立建設工業が世界に誇る下水道管のリニューアル工法です。高度経済成長期に急速に普及した下水道管の多くが、老朽化により耐用年数の限界を迎えています。一方、地下には下水道管に限らず多くの埋設物が存在するため、地面を掘り起こして新しい管に取り替える従来の工事手法が難しいという背景もあります。そこで昭和61年、当社を含む3社で共同開発したのが「SPR工法」です。既設管の内側に、硬質塩化ビニル製の更生管をスパイラル状に巻き付け、新たな下水道管を作り出すことができるオリジナル技術。地面を掘り返すことなく、生活排水を止めずに施工でき、耐久性も高いという点から、コストパフォーマンスの高い工法として多くの現場で選ばれています。
従来の工法では下水道管をリニューアルする際に、シャワーやトイレといった生活排水を止める必要があり、現場周辺の住民生活に支障がありました。SPR工法では通水しつつ施工することが可能です。
下水道管には円形や四角形(矩形)、馬の蹄のような形(馬蹄形)などの様々な断面形状があります。SPR工法ではあらゆる断面形状の管路の更生に対応できるという特徴があります。
SPR工法ではプロファイルと呼ばれる特殊な材料と、専用の特殊なモルタルを使用するため、強固な下水道管を作ることができます。そのため耐用年数が50年延長でき、さらに管路施設の耐震化も可能となります。
下水道管路施設から発生する臭気の対策器具として「防臭王シリーズ」を開発・販売しています。「防臭リッド」や「防臭キャップ」を雨水ますなどに設置することで、悪臭のシャットアウト、そして蚊などを封じ込めることができ、街のイメージアップに貢献します。